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(写真:夫と小太郎)  書いてる人:ライラ


by XXhousewife

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チェ・ゲバラとW・スミス

映画三昧な週末でした。
以下、感想。

まず一本目、
モーターサイクル・ダイアリーズ[DVD]キューバ革命の英雄チェ・ゲバラが革命に身を投じる前、23歳から24歳に体験した南米横断の旅を追った映画です。
その旅で彼が目にした、貧困、差別、搾取がどう彼に響いたのかが静かに描かれています。そして、その中にみるゲバラの人物像は、とても魅力的です。物語後半で描かれる、ハンセン病隔離患者と、その療養所での触れ合いには胸が熱くなります。

これは以前にも見たことがあって、今回友人に「チェ/28歳の革命」を見にいかないかと誘われたので、その友人に「それを見るなら、先にこっちを見ないと!」と言う事で見ました。
多分、見ると見ないとではゲバラへの印象が違うと思います。
ゲバラが好きで、彼の予備知識をすでに十分持っている人は別ですが。

な、わけで、「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見て(友人は我が家に宿泊)、翌日「チェ/28歳の革命」を映画館に見にいきました。(原題は「Che part one」といういたってシンプル)

チェ・ゲバラとW・スミス_f0156184_15375694.jpg
主演のベニチオ・デル・トロは、ソダーバーグ監督のラブコールを受けてこの役を引き受けたそうですが、正直…イマイチです。(別に下手なわけではありません。とても上手い、私も好きな俳優さんなのですが、私の中のゲバラのイメージではない…という意味で)
ただ、この映画をただのヒーロー物にしたくなかった、ということであれば、確かに。チェは実際に英雄なので、ハンサムで誠実そうな俳優にやらせたら、本当に何の演出がなくてもヒーロー物になってしまうのでしょう。それはそれで薄っぺらく、ゲバラという人を描けないのかもしれません。
そこを「どー育てばそんなひねくれた顔になってしまうの?」という、下地はブラッド・ピット張りのハンサムなのに、悪役面にしか見えないベニチオ・デル・トロが演じることで、多分チェが抱えていたであろう、悲しみとか苦悩とかが、あえての「人間臭さ」がプラスされる効果を狙ってのキャスティング、と個人的に解釈しています。
ベニチオのインタビューなどを見ると、監督とも「ゲバラを演じることは不可能」と話していたらしく。チャレンジだったのだと思います。そういう気概は十分に感じれる作品だと思います。


そして、ベニチオ・デル・トロがどんなにミスキャスティングに思えたとしても、ゲバラの物語には隠そうにも隠し切れない、歪んだ解釈の仕様がない「愛」というのがあって、こうやって革命に取り組んだ人が、次のPart twoでは死んじゃうのか…と思うと、「チェ/39歳別れの手紙」は見たいような見たくないような…。


でも、完結させるためにも見なくては、と思うので、今度の木曜日レディースデイにでも行って来ようかと思っております。多分、そっちを見てやっと「ゲバラを演じたのは彼で正解だった」と思えるような気もしています。

最後に、帰宅後に夫と二人でW・スミス主演のアクション映画「ハンコック」を見ました。
ハンコック[DVD] W・スミスの映画は見やすくていいですね。

面白かったですよ。シャーリーズ・セロンの役どころが意外でしたが、レイという男がとんでもなくいいやつでした。

今回改めて映画は映画館で見るのが一番だなぁ、と再確認。
もっと映画館に足を運ぼう。
by XXhousewife | 2009-02-16 15:52 | 読む・見る・聴く

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