(写真:夫と小太郎) 書いてる人:ライラ
by XXhousewife
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韓国版『魔王』
韓国版『魔王』を今更ながらにレンタルしてきて見ています。日本版『魔王』の倍以上の長さがあるので、物語の描き方が違いますが、日本版では描写されなかった部分が補足されるような感じがしたり、オリジナルならではの作りに感心したり、逆にこのオリジナルを、ああいう形にまとめた日本版『魔王』の面白さを再確認したり…。楽しいです。
大野くんの成瀬弁護士は、イメージカラーとして「赤」が使われていて、冷徹な復讐鬼というよりは、殺された弟と無念の死を遂げたお母さんへの行き場のない愛情が背景にあることが伝わってきたし、成瀬弁護士は、「お兄ちゃん」が似合う感じだったのに対して、オリジナルの『魔王』のオ・スンハ弁護士のイメージカラーはブルー。弟がお兄ちゃんとお母さんのための復讐をしているのだけど、それがすごく「弟」な感じがするし、ブルーがまたピッタリ。
兄か、弟かで、人物の描き方がしっかり違うのが、すごいなぁ、と感心。
勿論、韓国版はオリジナルなので当然ですが、日本版が弁護士を「兄」に変えた設定がすごく活かされていて、そのせいで、物語がまた別の説得力を持っていて、そこに感動しています。
刑事側の設定はほぼ一緒で、その分、韓国版はとても丁寧に描かれているので、日本版よりは矛盾点が少なかったです。斗真くんの芹沢刑事も勿論良かったんだけど、韓国版のカン・オス刑事は斗真くん以上に迷ってるし、弱い人間なのがよく分かる。単に描写の長さの違いだとも思いますが。
でも、自分は迷って弱い人間であることを受け止めて、逃げずに闘おうとする人間はとても魅力的だし、そこにヘインさん(日本版でのしおりちゃん)は惹かれていくのが分かる…というか。
韓国版では、弁護士さんは結構甘え上手の積極派なんだけど、どこか片思いな感じがします。
日本版にあるシーンで、時折、「え?成瀬くん、なんでそんなことしたの?やきもち?」みたいなシーンがありましたが、あれは韓国版の名残でした。成瀬くんは芹沢にやきもちを妬く理由はあまり無かったと思ったので、あのシーン(病院のね)はスキでしたし、萌えポイントでしたが、ちょっと(本当にちょっとだけです)不自然な気もしていたのです。でも、韓国版では納得な一幕でありました。勿論、日本版でもあのシーンがあったのは3人の微妙な関係性を描く上で大事なシーンだからで、必要だったし、あってアリガトウなステキなシーンでした。
そんな3人の関係性だけで言うなら、大野くん演じた成瀬さんを好きになってくれたしおりちゃんがいた日本版魔王が、やっぱり私は好きです。
作品自体は、見れば見るほど、「どちらが良かった」という話ではないんです。
韓国版のカン・オス刑事も、オ・スンハ弁護士も、ヘインさんも、皆それぞれにしっかりとドラマがあって、それが見事にリンクしていて素晴らしいし、日本版の芹沢刑事も、成瀬領弁護士も、しおりちゃんも、本当に素晴らしかった。
6人ともが甲乙つけがたいほど、それぞれの人物がきっちりと描かれていて、愛着が湧きます。
韓国版を見ながら、日本版のストーリーとの違いを照らし合わせながら復習して、また日本版『魔王』を見る!ってのが最高ですね。それを楽しみに、ただいま14話まで見終えたところです。
見てない人には全く意味の分からない内容でした(謝)。
大野くんの成瀬弁護士は、イメージカラーとして「赤」が使われていて、冷徹な復讐鬼というよりは、殺された弟と無念の死を遂げたお母さんへの行き場のない愛情が背景にあることが伝わってきたし、成瀬弁護士は、「お兄ちゃん」が似合う感じだったのに対して、オリジナルの『魔王』のオ・スンハ弁護士のイメージカラーはブルー。弟がお兄ちゃんとお母さんのための復讐をしているのだけど、それがすごく「弟」な感じがするし、ブルーがまたピッタリ。
兄か、弟かで、人物の描き方がしっかり違うのが、すごいなぁ、と感心。
勿論、韓国版はオリジナルなので当然ですが、日本版が弁護士を「兄」に変えた設定がすごく活かされていて、そのせいで、物語がまた別の説得力を持っていて、そこに感動しています。
刑事側の設定はほぼ一緒で、その分、韓国版はとても丁寧に描かれているので、日本版よりは矛盾点が少なかったです。斗真くんの芹沢刑事も勿論良かったんだけど、韓国版のカン・オス刑事は斗真くん以上に迷ってるし、弱い人間なのがよく分かる。単に描写の長さの違いだとも思いますが。
でも、自分は迷って弱い人間であることを受け止めて、逃げずに闘おうとする人間はとても魅力的だし、そこにヘインさん(日本版でのしおりちゃん)は惹かれていくのが分かる…というか。
韓国版では、弁護士さんは結構甘え上手の積極派なんだけど、どこか片思いな感じがします。
日本版にあるシーンで、時折、「え?成瀬くん、なんでそんなことしたの?やきもち?」みたいなシーンがありましたが、あれは韓国版の名残でした。成瀬くんは芹沢にやきもちを妬く理由はあまり無かったと思ったので、あのシーン(病院のね)はスキでしたし、萌えポイントでしたが、ちょっと(本当にちょっとだけです)不自然な気もしていたのです。でも、韓国版では納得な一幕でありました。勿論、日本版でもあのシーンがあったのは3人の微妙な関係性を描く上で大事なシーンだからで、必要だったし、あってアリガトウなステキなシーンでした。
そんな3人の関係性だけで言うなら、大野くん演じた成瀬さんを好きになってくれたしおりちゃんがいた日本版魔王が、やっぱり私は好きです。
作品自体は、見れば見るほど、「どちらが良かった」という話ではないんです。
韓国版のカン・オス刑事も、オ・スンハ弁護士も、ヘインさんも、皆それぞれにしっかりとドラマがあって、それが見事にリンクしていて素晴らしいし、日本版の芹沢刑事も、成瀬領弁護士も、しおりちゃんも、本当に素晴らしかった。
6人ともが甲乙つけがたいほど、それぞれの人物がきっちりと描かれていて、愛着が湧きます。
韓国版を見ながら、日本版のストーリーとの違いを照らし合わせながら復習して、また日本版『魔王』を見る!ってのが最高ですね。それを楽しみに、ただいま14話まで見終えたところです。
見てない人には全く意味の分からない内容でした(謝)。
by XXhousewife
| 2009-08-14 13:53
| 読む・見る・聴く