(写真:夫と小太郎) 書いてる人:ライラ
by XXhousewife
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SOSが聞こえる
ちょっと気になることがあったけれど、誰が読むか分からないので書くのはやめておく。
ただ、別に最近のことではないけれど、どこかしら痛そうにしている人によく出会う。
自分の身辺の変化もあって、人に会う機会が増えただけだろうとも思うけれど。
「痛み」の発し方も人それぞれで、もちろん誰かの目から見たら、私も何かしら「痛い人」に見えるのかもしれないし、そういうのは自分では分からないもんだろう。
その都度感じる自分の無力感にも少しばかり慣れてしまっている自分もいる。
私なんかには何も出来ない、とよく分かっている。
傲慢を承知で言うなら、そうやって言い聞かせて来なければ、「何かできることはないだろうか」と思ってしまう人間だったし、昔は何とかできるんじゃないかと本気で思っていた時もあった。
「自分が救えるのは自分だけだな」と気づくようになったのは、つい最近だと思う。
それでも、痛そうに辛そうにしている人に出会うと感じてしまう。
「もう少し、ほんの少しでいいから、何かをさせてもらえるチャンスをくれないだろうか」と。別に私でなくてもいい。誰か、どんな誰かでもいいから、ほんの少し。
人に迷惑をかけないこと、迷惑をかけることを恥と感じること。
それも大事なことだけれど、だからといって自分一人の世界に入り込んで他人の介入を許さないことは違う。心を許す他人を知っている人からは、そういうオーラは感じない気がするからだ。
「迷惑をかけちゃいけない。」「こんな自分は許されない。」そう思っている人はどこかで息詰まっていて、気づかないうちにSOSを発している。
そんな気がする午前1時前。
寝よ。
ただ、別に最近のことではないけれど、どこかしら痛そうにしている人によく出会う。
自分の身辺の変化もあって、人に会う機会が増えただけだろうとも思うけれど。
「痛み」の発し方も人それぞれで、もちろん誰かの目から見たら、私も何かしら「痛い人」に見えるのかもしれないし、そういうのは自分では分からないもんだろう。
その都度感じる自分の無力感にも少しばかり慣れてしまっている自分もいる。
私なんかには何も出来ない、とよく分かっている。
傲慢を承知で言うなら、そうやって言い聞かせて来なければ、「何かできることはないだろうか」と思ってしまう人間だったし、昔は何とかできるんじゃないかと本気で思っていた時もあった。
「自分が救えるのは自分だけだな」と気づくようになったのは、つい最近だと思う。
それでも、痛そうに辛そうにしている人に出会うと感じてしまう。
「もう少し、ほんの少しでいいから、何かをさせてもらえるチャンスをくれないだろうか」と。別に私でなくてもいい。誰か、どんな誰かでもいいから、ほんの少し。
人に迷惑をかけないこと、迷惑をかけることを恥と感じること。
それも大事なことだけれど、だからといって自分一人の世界に入り込んで他人の介入を許さないことは違う。心を許す他人を知っている人からは、そういうオーラは感じない気がするからだ。
「迷惑をかけちゃいけない。」「こんな自分は許されない。」そう思っている人はどこかで息詰まっていて、気づかないうちにSOSを発している。
そんな気がする午前1時前。
寝よ。
"どこもかしこも泣いている人間ばかりではないか。
みんながSOSを発信してる。けれど、耳を塞ぐほかない。
なぜなら私は何も出来ないからだ。無力感が空から降ってくるのだとしたら、私はもう全身が浸かって、溺れる寸前だ。"
(伊坂幸太郎『SOSの猿』)
by XXhousewife
| 2010-09-18 00:56
| 独り言